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中村聡一の政治学シリーズ第4巻
『なぜ、戦争は起こるのか』刊行

中村聡一の政治学シリーズ第4巻
『なぜ、戦争は起こるのか』刊行
ふたたび、あの伝説の軍議が招集された!
5将が、招集された。
戦争は、なぜ起きるのか?
そして、なぜ始めた者の予想を超えて展開するのか?
大将軍は、ホメロスをはじめ、歴史・哲学・宗教・文学に刻まれた人間の葛藤を、四軸・五徳構造から読み解く。
戦争は、因果決定論では理解しえない。個人の内部と社会のなかで広がる反応連鎖を、複雑系として見つめる。
戦争を問う旅は、やがて、自分自身のなかの戦争を生きるための布陣へ。
中村聡一の政治学 第3巻
『民主制は、なぜ機能しないのか』刊行

中村聡一の政治学 第3巻
民主制は、なぜ機能しないのか
――天下の大将軍の見る地平 五将の軍議と、人格自由の地図
民主制は、なぜ、自由な制度でありながら、自由を失う方向へ動くことがあるのか。
その答えを、制度だけに求めても見つからない。
民主制を動かしている、人間そのものを見なければならない。
人間は、快を求め、苦を避ける。
美しいものに惹かれ、人生に意味と目的を求める。
愛し、恐れ、怒り、正義を求める。
そして、ときに一つの価値、一つの恐怖、一つの正しさへと固定され、
自分自身の主人であることを失っていく。
では、人間は、どのように戻るのか。
本巻で召集されるのは、
知恵将
勇気将
節制将
正義将
愛将
――人類が長い歴史のなかで育ててきた五つの徳である。
天下の大将軍は、五将とともに、人類の長い戦歴を歩く。
古代ギリシャ・ローマ。
哲学。
文学。
宗教。
芸術。
近代社会。
市場。
科学。
法と人権。
そして、民主制。
異なる時代、異なる文明、異なる学問が残してきた人間精神の観察記録を
一つの地図へ置き直し、現代科学の知見とも照らしながら、人間はなぜ揺れ、なぜ固定し、
どのように自分自身へ戻るのかを探っていく。
そこで見えてくるのが、
人格復元
人格自由
広義の正義
という一つの構造である。
善とは、揺れないことではない。
固定しないことでもない。
固定しても、戻ることができること。
そして五徳が働き、人格が広義の正義へと整う。
その人格が善き生へ向かい、実際の人生のなかで生きられるとき、そこに充実が生まれる。
人生の最後に、自分自身の生を振り返り、
「この人生を、私は祝福する。」
そう言える生とは、どのような生なのか。
本巻は、民主制の問題から始まりながら、最後には再び、一人の人間へ帰ってくる。
打ったら、戻る。
そして、また打つ。
政治もまた、同じではないか。
本巻から、「五将の軍議」はさらに展開していく。
今後、歴史や現代政治の主要テーマを一つひとつの「戦場」として捉え、五将とともに
戦況を読み、必要に応じて布陣を組み替えながら考えていく。
中村聡一の政治学シリーズ、新たな進軍の始まり。
中村聡一の政治学シリーズ
第2巻|国家の能力とデイノテース

天下の大将軍の見る地平
人生は、戦いである。
人間は、肉ある生命体として、生涯にわたる生活固定費を賄わなければならない。
同時に、知的生命体として、恐怖、欲望、怒り、羨望などの反応連鎖から人格を復元し、
自分自身の主人であろうとする。
思想、文学、芸術は、数千年にわたり、この人間精神の運動を観察し、表現してきた。
そして現在、脳神経科学、感情研究、認知科学、複雑系研究もまた、
快苦、感情、身体、記憶、予測、判断が相互に作用し、
人間の行動を形づくる仕組みを解き明かそうとしている。
人間は、快をもたらすものへ接近し、苦をもたらすものを回避する。
その反応は相互に連鎖し、ときに人格全体を一つの方向へ固定する。
思想が先鞭をつけ、科学がその構造を明らかにしようとしているのである。
しかし、科学が人間の反応機構を説明できても、人間が何を目的とし、
どこへ向かうべきかを、それだけで決めることはできない。
ここに、人格自由、モラルグラビティ、五つの徳、そしてフロネーシスを考える必要がある。
人格自由とは、反応しないことではない。
反応によって動いた後に、自分自身の主人である自由平衡点へ戻り、もう一度、自ら選ぶことである。
その人格復元を支えるのが、
知恵、勇気、節制、正義、愛という五つの徳である。
人間は、精神だけで生きるのではない。
月二十万円の生活固定費でも、二十歳から八十歳までの六十年間では、一億四千四百万円になる。
収入は変動し、ときには途絶える。しかし、生きているかぎり、生活に必要な費用は止まらない。
多くの人は、人生の兵站を維持するために働きながら、
人格自由を失わずに生きるという、二つの戦線を抱えている。
本書は、この誰もが逃れられない現実から政治を考える。
高度な知性も、端緒を誤れば、デイノテース――目的を見失った巧妙さ――となる。
正しい端緒から働くとき、知性はフロネーシスとなり、人間と社会を、
吸収と学習、発展と創造へ導く。
国家の能力とは、富を築き、権力を行使し、人びとを管理する能力だけではない。
一人ひとりが生活の兵站を整え、人格を復元し、
自分自身の主人として生きられる社会環境をつくる能力である。
よく整えられた個人、正しく第一原則を認識した政治体、そして正しく整えられた制度。
この三位一体によって、人格自由を目的とする「フロネーシス社会」は姿を現す。
第一巻で示した「政治の第一原則」を、最新科学、生活、世帯、国家、民主制、
そして
AIの時代へ展開する、中村聡一の政治学・第二巻。
AI対話で学ぶリベラルアーツ|Kindleシリーズ
